犬猫物語

Dog&Cat's Stories

【創刊号】【11月11日版】注目:闘病の奇跡、セカンドオピニオンと二次診療[2017.11.11]

2017年11月11日 WithdogとWithcatはスタートしました
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Review
カテゴリー:一週間のまとめよみ
作者:オムニバス
一週間のWithdog、Withcat、Dog&Cat Storiesの配信記事をまとめています。
本号は創刊号。
初日11月11日の記事と、サイトオープンのための準備期間に公開した記事をご紹介します。
今回の扉絵は、筆者の愛犬ピーチーです。
 
[Topics]
・11月11日が、WithdogとWithcatのサイトオープンです。
(開始)ラフと歩く日々
[主な内容]
・公開前夜のよもやま話
(先行)闘病記の意義
(先行)闘病、新しい視点
(先行)急性膵炎・胆管閉塞闘病記
 など

 

 ワンワンワンワン

記念の日は、ワンワンワンワンの日でした

2017年11月11日にWithdog『犬を飼うということ』 と Withcat『猫の話をしようか』はサイトをグランドオープンしました。

ここからは、初日の公開記事と、公開準備の期間の試運転を兼ねて公開した記事のご紹介をします。

 11月11日(土)初日

ラフと歩く日々|1/4

今日から犬の新サイト、Withdog『犬を飼うということ』のスタートです。
記念の記事は、樫村慧さんの『ラフと歩く日々』

ホームセンターで売れ残っていた、雄のゴールデン・レトリーバー。このお話は、ラフと名付けられたその子と、それを飼う事になった一家の、絆を描いた実話です。

ラフと歩く日々|2/4

愛犬との思い出は、愛犬だけとのつながりでは無くて、家族や友人の思い出ともつながっている。
愛犬との良い思い出は、家族との良い思い出でもある。
きっと、愛犬を大事にすることは、家族を大事にすることでもあるのじゃないだろうか。そんなことを感じるお話です。

我が家の夕のお話

今日は猫の新サイトもスタートです。
記念の記事は、保護活動家三毛ランジェロさんの愛猫、夕ちゃんのお話。
余命宣告を受けながらも、家族と楽しく過ごした日々が綴られています。
心配をしながらも平穏な日々。その日は続いていくのでしょうか?

※『我が家の夕のお話』は前編/後編に分けて公開していましたが、本記事に統合しました。

 

 公開前夜

サイトオープンに向けて

グランドオープンをいつにするか、まだ決めていない頃、ワンワンワンの11月1日を候補にしていましたが、どうせならもう一つワンを付けて、11月11日をその日に決めました。
11月に入り、公開記事のストックをためながら、ツイッターで少しずつ予告をしていきました。

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11月2日

ウニについて|その1

2年前の今日、うちの子はウニを食べていた。
大病をしてから、毎月誕生日には大好物のウニをやった。
どんなに元気がない時も、ウニを食べる時は、目が輝いた。

何でウニが好きと気づいたかというと、ある日思いつきで、貰い物のウニ空き箱を舐めさせてみたら、ものすごく興奮したから。

ウニについて|その2

ウニを犬に与えて良いか、何人かの獣医さんに訊いたけれど、誰も明確に答えられなかった。

「念のために、食べさせない方がいいでしょう」
と言うのが、唯一の答え。
「まあいいや、大好きなんだから」
が、飼い主の出した答え。
残さず食べるんだぞ、ピーチー。高いんだからさ。

 

ウニについて|その3

年一回、誕生日のお祝いだったウニはやがて、今月も生きてくれて、ありがとうという、毎月のご褒美のウニに変わった。
今、お前は天国で、神様からウニをもらってるか?
もしもうちで、次の子を迎える時があったら、ウニをあげてみよう。
お前が生まれ変わって来たのなら、すぐにバレるぞ!

11月3日

サイトオープンに向けて
あいつが旅立ったのは2年前|その1

看取りのときは、とても切ないのだけれど、切なさだけではない何かがある。それは、とても暖かい何か。
うちでは、笑って我が子を見送った。
息を引き取る時、「虹の橋では待たなくていいぞ」と言ってやった。
だから、きっと待っていない。今頃、天国で楽しく遊んでいるはずだ。
見つかるかな?

あいつが旅立ったのは2年前|その2

見送る時に、何にもつけてあげなかったなあ。
斎場に首輪や、お気に入りの木の棒を持っていったけれど、一緒には焼けないと言われてしまって。
だからうちの子は、何も身に付けないで、おやつを少し持って旅立っちゃった。
それもまた、食いしん坊だったうちの子らしくて、とても良かったなあ。

11月9日

明後日からスタートです

犬のサイトWithdog『犬を飼うということ』と、猫のサイトWithcat『猫の話をしようか』は、11月11日にグランドオープンいたします。
ペットとの暮らしは、楽しい事ばかりではありません。
歳をとったら闘病や看取りをしたりと、苦しいことも沢山でてきます。
しかし、それらも含めて、動物と暮らすです。

WithdogとWithcatは、深刻なことも真剣に考えるサイトです。

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 11月10日

明日からスタートです

明日からwithdog、withcatの両サイトを開始します。
子犬を迎えて、その子があっというまに歳をとって、自分を追い越して行って、やがて……
切ない感情もありますが、振り返ると良い思い出ばかり。そんな飼い主の思いを伝えたいと思います。

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君はしあわせだったかい?

君がいなくなってから、いつも思うんだ。
「君はしあわせだったかい?」って。
きっと君は幸せだっただろう。なぜなら飼い主が幸せだったからだ。
それは分かっているんだよ。
でもね、また思ってしまう。
「君はしあわせだったかい?」
って。

飼い主って、犬に試されているのかもしれないなあ。

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(追記)
犬は飼い主の笑顔や、笑い声が大好きだと言います。
飼い主を喜ばせるのを一番の楽しみに(いや、もしかするとご飯と散歩の次くらいかな)に、14年強の平均寿命を生きてくれます。

だから――
飼い主の幸せは、犬の幸せだと思うんです。
猫もそうじゃないかなあ。

 記事の先行公開をしました

サイトオープンに先立って

システムの動作を確認する意味もあって、幾つかの記事を先行公開しました。
ツイッター等では告知はしていません。サイトのアドレスもまだ未公開でした。
誰か見つけて読んでくれたでしょうか?

 先行公開(闘病記のこと

闘病記の意義|1/2

愛犬が病気になった時、幾ら探しても、役に立つ医療情報が見つかりませんでした。
通り一辺倒だったり、逆に専門的過ぎたり。
どれもこれも、現実的ではないのです。
そんな中、飼い主が書いた闘病記に行き当りました。
動物医療の専門家ではない、普通の飼い主が書いた闘病記です。
そこからは、本当に色々な事を教わりました。

闘病記の意義|2/2

犬や猫の闘病は、掛かりつけの獣医師に全てを委ねることになりがちです。
しかし、一旦立ち止まって、良く考えてみてください。
1つの病気には、色々な診立てがあり、治療法があります。
誰かが残してくれた闘病記を、ケーススタディとして捉えれば、選択肢は大きく広がっていくのです。

闘病、新しい視点|1/3

闘病記を読むと、奇跡的に治るという表現に時々出会います。
しかし奇跡は、待っていて起きるものではありません。
奇跡が起きる確率は、努力で上げることができます。

医師まかせにせず、とにかく情報を集めて分析する事です。
その中に、もしかすると答えがあるかもしれません。

考え方を変えれば、飼い主が愛犬や愛猫の闘病で出来ることは、それ以外には無いのかもしれません。

闘病、新しい視点|2/3

ペットの闘病では、セカンドオピニオンと二次診療を、有効に活用するのが良いと思います。
街の獣医師の腕には大きな差があります。知識にも差があります。
街の獣医師は内科医であり、外科医であり、犬や猫だけでなく、ネズミも鳥も診察するのが役割です。病気ごとの専門医ではないので、腕や知識に差があるのは、当然の事なのです。

セカンドオピニオンと二次診療は、街の獣医師の足りない部分を埋める、重要な手段と言えます。

闘病、新しい視点|3/3

動物にも高度医療があります。
それは人間で実績のある治療を、いち早く動物医療に転用するものです。

昨日治らなかった病気が、今日は直るかもしれません。
費用は掛かりますが、高度医療は病気を治す手段としては有効な選択肢です。

我が家では愛犬ピーチーが、2度それで命拾いをしました。

 先行公開(急性膵炎・胆管閉塞闘病記  

急性膵炎・胆管閉塞闘病記|1/4

ある日突然、我が家のピーチーを襲ったのは急性膵炎
危険な状態でしたが、幾つも幸運が重なって無事回復しました。
「良かった」と胸を撫でおろす飼い主。
――しかし、そうではありませんでした。
それは本当の闘病の始まりだったのです。

急性膵炎・胆管閉塞闘病記|2/4

急性膵炎の炎症は、胆嚢と胆管にダメージを与えていました。
胆管閉塞を併発していたのです。
主治医は安楽死を仄めかしました。
しかし、そこからが本当の闘いです。
対応できそうな病院は、どこも予約が一杯。
さて、どうするかーー

急性膵炎・胆管閉塞闘病記|3/4

ピーチーの強運は続きます。
死の一歩手前を、ことごとく綱渡りのように切り抜けていくのです。
手術で勝負をするか? 内科的な治療に賭けるか?
最後の決断も、ピーチーの運が見方をしたとしか思えない判断を、ギリギリのタイミング行なったのでした。

急性膵炎・胆管閉塞闘病記|4/4

闘病を振り返ると、飼い主はただ選択肢を増やしていただけ。
しかし、それが重要なのだと思います。
例えれば、”ハズレ”しか入っていないクジの中に、”アタリ”の札を仕込むようなもの。
闘病というのは、そんなものなのかもしれません。

 先行公開(劇症肝炎闘病記:5話まで 

 劇症肝炎闘病記|1話

筆者の愛犬ピーチーは2014年8月16日の早朝6時、救命救急に駆け込みました。
40度を越える高熱。ぐったりとして動けない。
ただごとではないと思いました。

振り返ると、異常を感じたのは8月10日の夜。
突然の体の震えと、食欲不振が恐らく前兆だったのでしょう。
このときは、掛かりつけの病院で、熱中症と診断。
その時には、肝臓の諸数値は正常値でした。

そして6日たち、16日の朝を迎えます。
この日から、命を賭けた闘病が始まったのでした。

劇症肝炎闘病記|2話

救命救急で肝臓の諸数値の悪化を確認。
急激な悪化から、劇症肝炎であることは間違いなし。

しかし、その病院で出来ることはここまで――
救命救急センターでは救命措置はできても、治療が出来ないとのこと。
主治医の病院の診療開始時間が来るのを待ち、急ぎそちらに移動しました。

移動はしましたが、緊急度が高くて、主治医の手におえる状態ではありません。
結局、専門医による二次診療を受けるために、すぐに2度めの移動。

専門医によれば、劇症肝炎はその原因によって対処が異なるとのこと。
病状は深刻で、一刻の猶予も無い状態。
原因の究明をしている時間など、とても残されていないように思われました。

劇症肝炎闘病記|3話

その夜、集中治療室に入ったピーチーに面会に行きました。
そこで会っておかなければ、最後になるかもしれないという思いがありました。

高濃度の酸素ブースに入り、肝機能を保護するための点滴を受けているピーチー。
しかし、それは現状を維持するためのもので、治療ではありません。

いつもの目の力が無い――
早急に治療方針を決める必要がありました。

劇症肝炎闘病記|4話

一夜が明けた翌日早朝。
それまでの経過と、ピーチーの既往症についてまとめました。
まずは、今何が起きているかを正確に把握しないと、医師とも相談のしようがありません。

既往症の中でも、特にてんかんが気になっていました。
肝炎とてんかんは本来無関係なものです。
しかしてんかんの発症と共に、ピーチーの体調の変化が起きたように思えて、妙に頭に引っ掛かったのです。

劇症肝炎闘病記|5話

朝、面談した医師の第一声は、
「難しい状況になってきました」
というものでした。

つまり、予断を許さぬ状態ということです。
選択肢は外科手術と、内科療法。

外科手術は治療方針を決めるためのもので、治療ではありません。
内科療法は、原因が分からぬままで、当てずっぽうで治療法を1つずつ試していくもの。

医師の薦めは外科手術での原因究明でした。
どちらにするか? 決断は夜です。

 サイトのポリシーなど

サイトをはじめたわけは(Withdog,Withcat)

ご挨拶文。両サイトの前書きです。

サイトのテーマ ~飼い主達の共感のとき~(Withdog,Withcat)

両サイトのテーマです。ほぼ共通の文章なのですが、犬と猫の飼い主の、ちょっとした違いをかき分けています。

例えば犬は「君」という表現をし、猫は「あなた」になっています。
ちょっとしたことですが、大事なことのように思いました。

主催者のご紹介(Withdog,Withcat共通です)

自己紹介です。

主催者のご紹介(Withdog,Withcat共通です)

記事の分類方法の説明です。文章のごく一部と写真だけ違います。

写真の取扱いについて(Withdog,Withcat共通です)

写真の取扱いに関するポリシーです。
文章のごく一部と写真だけ違います。

仲間を募集(Withdog,Withcat共通です)

両サイト共通です。

Withdog、Withcat より 

【創刊号】です。
11月11日のグランドオープンでは3記事を配信しました。
準備段階では14記事を先行公開しています。
また、サイトの基本説明も記事として公開しました。これらは各サイト6記事で構成しています。

皆様、Withdog、Withcat共によろしくお願いいたします

――次回、週刊Withdog&Withcat 2017.11.19版――

 

 

――Withdog『犬を飼うということ』は、犬と飼い主の絆を考えるサイトです――

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――Withcat『猫の話をしようか』は、猫と飼い主の絆を考えるサイトです――

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