「その日」がくるまで生きようず! 29話~34話
カテゴリー:闘病記
作者:miyakonokaori
脚本家・波多野都さんの愛猫ソーニャの、リンパ腫闘病記。
抗がん剤治療の第3クール目(全16話+α)のまとめ読み。
本記事は前半の6話分です。
第1クール、第2クールの経験で、抗がん剤のタイプによる効果と副作用が見えてきます。腫瘍の縮小に喜ぶ時もあれば、副作用による食欲の減退に悩むときもある。
完治はしないと分かっているが、「その日」の覚悟はまだできてはいない。
そんな時期の記録です。
症例は悪性リンパ腫ですが、闘病時の飼い主の葛藤はどの病気にも共通することが多いもの。作者の心の軌跡は、同じ経験をする多くの飼い主さんの、指針になるように思えます。
みんな、頑張ろうず。●
「その日」がくるまで生きようず!
第3クール(1/16)第29話
抗がん剤治療、第3クールの始まりです。
飼い主の心配をよそに、無情にも病気は進行していきます。
崩れそうな心と、それを立て直そうとする気持ち。
飼い主の揺れる気持ちが、切々と綴られていくこのクール。
希望は、いつだってあるんだよ。
がんばろうず!
●
「その日」がくるまで生きようず!
第3クール(2/16)第30話
穏やかな日。
ペットの闘病は、飼い主の心がざわついているだけで、本人(犬猫)はいたって安穏であったりします。そこがまた救われるわけですが――
そういえばうちの愛犬は闘病中、家の中の一番陽当りの良い場所で寝ていたなあ。
平和な顔をして。
がんばろうず!
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「その日」がくるまで生きようず!
第3クール(3/16)第31話
名前を呼ぶと「ニャー」といちいち返事をし、
通りかかると「ウニャ?」と話しかけてくる。
「こんなに鳴く猫ははじめてだぞ!!!」
と飼い主。
可愛い子――
なるべく長くいっしょにいたいけれど…
最後にしんみりしてしまう飼い主でした。
●
「その日」がくるまで生きようず!
第3クール(4/16)第32話
「今のような穏やかな時間が、私にはいちばんうれしいプレゼント」
と語る飼い主。
そうなんですよね。普通の日々が愛おしくなってくるんです。
何もなかった日を懐かしんだりして。
でもね――
いつか振り返ると、今だって愛おしい日々なんだよ。
がんばろうず!
●
「その日」がくるまで生きようず!
第3クール(5/16)第33話
抗がん剤の副作用襲来に備え、
「くるならきやがれ!」と身構える飼い主。
一方猫さんは、穏やかな日。
大好物の焼きかつおをねだって、飼い主をストーカー。
食べ物をねだってくれるの、嬉しいね。
――って、後になって気が付くことだけれど。
猫さんのために、頑張ろうず!
●
「その日」がくるまで生きようず!
第3クール(6/16)第34話
今日も大好物の「焼きかつお」をねだる猫さん。
キッと飼い主を見上げて、
「ニャー!(よこさんかい!)」
「はいはい…わかりましたよ」
と飼い主は、根負け。
こんな日が、ずっと続けばいいねえ。
猫さん、好物あげるから、これからも頑張ろうず!
●
これまでの闘病の経過
病気の発覚から確定診断まで
2013年9月25日~
第1クール
2013年9月29日~10月29日
第2クール
2013年11月5日~11月26日
第3クール
2013年12月24日~
――抗がん剤治療-3クール目・まとめよみ(1/3)・つづく――
作:miyakonokaori(波多野都)
コメント:高栖匡躬
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