Dog&Cat's Stories

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リンちゃんの起こした奇跡 Complete ~突然鳴ったインターフォン~

リンちゃんの起こした奇跡
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Review
カテゴリー:エッセイ
作者:樫村 慧

犬にまつわる不思議な出来事。この話もきっとそうだ。
散歩道で挨拶を交わす程度の犬仲間。実は名前も知らなかったりする。
そんな犬仲間が、お互いの愛犬を亡くした後、
たまたま書いたエッセイが縁で、また知り合うことになる。
そんな奇跡――

>犬が起こした奇跡なのか? エッセイが起こした奇跡なのか?

リンちゃんが起こした奇跡|1/3

散歩道で知り合った、土佐犬のリンちゃん。
樫村慧さんがその思い出を、エッセイに綴ったのは1年前でした。
今は亡き愛犬ラフの、幼馴染――
ずっと前に、会えなくなって――
何となく気がかりで――
しかし、
エッセイが奇跡を引き寄せました。
今年の夏――

リンちゃんが起こした奇跡|2/3

リンちゃんのお父さん、お母さんの突然の訪問。
当時の思い出が語られます。
50キロの土佐犬を散歩させる苦労。
急にリンちゃんが、他の犬を避けるようになったこと。
そうそれは――
いつの頃からかリンちゃんが、そばに来てくれなくなった理由でした。

リンちゃんが起こした奇跡|3/3

話は、リンちゃんが亡くなった時のことへ――
土佐犬という犬種が受ける、偏見や差別についても語られます。
お父さん、お母さんに守られながら、眠るように旅立ったリンちゃん。
幸せだったかな?

お盆に起きた奇跡に、今は亡き子たちを思う。

白いソックスを履いたリンちゃん

毎朝の散歩で、良く見掛ける顔がある。
飼い主同士もそうだが、犬同士も相性があっておもしろい。
仲の良い子同士は、遠くからでも分かるようで、じっとその子が来るのを待っていたりする。 体を斜めにして、じっと凝視してくれる子もいた。
そんな子は、こっちも可愛くなる。

大変に失礼ながら、筆者は犬の名前を覚えるのが苦手だった。
先方は”ピーチー”という、うちの子の名を、すぐに覚えてくれたのに……
気まずい思いを何度もした。 仕方なく、自分で勝手にあだ名を付けていたりした。

このエッセイを読んで、そんなことを思い出した。
皆さんは、犬の名前は覚えられるだろうか?

リンちゃんのお父さんから届いたメッセージ 
ありがとうございます。
妻は文章と画像を見ながら、リンとの生活を思い出してまたまた泣いてましたよ。
とても、素敵な文章で感動しました。掲載よろしくお願いします🎵』
『こちらこそ、樫村さん御一家との出会いを導いてくれた、リンとラフちゃんに改めて感謝です。ありがとうございました🙇
今後も樫村さんの記事を楽しみに拝見させていただきますので無理しないで元気で頑張って下さい。
かげながら応援していますよ🎵

読者の方からいただいたメッセージ(抜粋) 

(読者の方:土佐犬を飼われている)
素晴らしい記事をありがとうございました。
何度も読み返させていただきました。
もし機会がございましたら、産まれてすぐに死の運命が待っていたかもしれないリンちゃんを救い生涯に寄り添われたご家族の皆様にもお礼をお伝えください。

(作者の回答)
ありがとうございます。飼い主さんご夫妻にお会いした際に、土佐犬を飼われている方がいる話を、お2人にしてしまいました。その写真を見る度にリンちゃんを思い出すと。
とてもキュートで健気なところも似ていると。お2人とも嬉しそうにされていました。あたたかいお言葉、感謝致します🙇

(読者の方)
そのお言葉で、私も以前お会いした「飼っていた犬に似ている」と嬉しそうに撫でて下さった遠方から参拝にいらっしゃったご夫婦の事を思い出しました。
こちらこそありがとうございます!

読者の方からいただいたメッセージ(抜粋) 

素晴らしいエッセイをありがとうございました。涙が止まりません。

実体験といたしまして、確かに病院は「土佐犬の診察は可能か」で決めましたし、獣医の先生からの誤解はありました。

リンちゃんは最期まで幸せいっぱいだったのですね。

● 

あとがきにかえて 

樫村慧さんのエッセイ『白いソックスを履いたリンちゃん』を掲載したのは、2017年12月のことでした。

作品はとても良くて、自分が犬の散歩をしていた光景が思い出されました。
大型犬を飼う苦労も見え隠れして、とても興味深く読ませてもらったことを覚えています。
しかしながらその時には、エッセイの公開から半年以上たって、不思議な巡り合わせて、作品の登場人物同士がまた出会う事になるとは、想像だにしませんでした。

犬は時々、信じられないような奇跡を起こしたりするものですが、このお話はそんな話の一つかもしれないなあなと思ったりします。

そして文章もまた、時折奇跡を起こします。
今回はもしかしたら、文章が起こした奇跡なのかもしれないなあとも思いました。

そんなことを考えていたら、閃きました。
犬は「取って来い!」と言ってボールを投げてやると、嬉々としてそれを追いかけて行き、咥えて戻ってきます。

リンちゃんもまた、樫村さんが遠くに放ったエッセイを、パクリと咥えて戻って来たのではないのかなあと。そして戻ってくる道すがら、飼い主さんのところに、ちょっと立ち寄って連れて来たんじゃないかなあと。

そんな風に考えてみると、奇跡の話であると同時に、更に嬉しい気持ちになってしまうのです。

高栖匡躬

● 

作:樫村慧
解説:高栖匡躬 

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