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【免疫抑制剤】ステロイドからの切り替えについて Complete ~なかなか加減が難しい~

免疫抑制剤について
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Review
カテゴリー:コラム
作者:高栖 匡躬 

本作は、免疫抑制剤を実際に愛犬に使用した体験談です。

免疫抑制薬は体内で過剰に起こっている免疫反応を抑える薬です。よくTVなどでは生体肝移植などのときに登場します。薬名が仰々しいので、担当の獣医師から『免疫抑制剤を使用します』と言われた時には、ぞっとしたことを覚えています。愛犬が大変な病気に罹ったのだと実感しました。

しかし実際に使用して慣れてくると、自分がその薬名を過剰に怖がっていただけということが分かってきました。その名の通りで、単に免疫を抑制するだけの薬に過ぎず、それ以上でも以下でもなかったわけです。それまで愛犬が使用していたステロイド剤も、消炎作用とともに免疫抑制作用があるので、時には免疫抑制剤に分類されているほどです。

本コラムは免疫抑制剤の説明ではありません。飼い主として実際に使用した際に、感じたこと、気づいたことを、飼い主目線でまとめたものです。
記事のうちの半分以上は、ステロイド剤から免疫抑制剤に切り替えていく際の苦労や、失敗談です。

免疫抑制の必要がでたとき、まず最初に投与されるのは恐らくはステロイド剤だと思われます。それはステロイド剤には著効性があるからです。免疫抑制剤は血中濃度が安定し、効果が出るまでに時間を要するために、急を要する場合は間に合わないからです。我が家の場合もそうでした。

この種の情報は、自分が当事者であったとき、いくら探しても見つけられませんでした。不安な中で、愛犬の体調の良し悪しを観察し、一喜一憂していたわけです。

たった一人の飼い主と愛犬の体験談ですが、先に体験したものとして残しておこうと思いました。どうかお役に立てばよいのですが。

【目次】

免疫抑制剤について

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第1話|ステロイド剤減薬の先にあるもの

愛犬ピーチーの体験談、今回は免疫抑制剤です。
ステロイド剤から免疫抑制剤への切替は簡単ではありませんでした。
今回はその難しさの実例を。
犬の原因不明の病気の影には、自己免疫不全があるように思います。
実は多くの犬が、無縁でないのでは?

第2話|一筋縄ではいかない薬の切替

ピーチーの免疫抑制剤への移行は、簡単ではありません。
まずは状態が安定せず、体調が悪化したこと。
次に、ステロイド剤減薬による離脱症状です。
免疫機構は複雑なので、対応は容易でありません。
行ったり来たりの試行錯誤。
体験がお役にたてば――

● 

第3話|やっと見えてきた光明

免疫抑制剤の血中濃度がようやく安定し、ステロイドの減薬も進みました。
その間は試行錯誤の繰り返しで、失敗もしました。
無力感や、絶望感を覚えることもありました。
不安な毎日でした。
しかし、闘病ってそんなもの。
気長に行こうね、皆さん!

 あとがき

免疫抑制剤の思い出

我が家のピーチーが使用していたのは、アトピカという免疫抑制剤でした。
アトピカと聞いてまず思い出すのが、とにかく馬鹿でかい薬だということです。初めてそれを見たとき、「これを飲むの?」と思いました。

愛犬よりもサイズの大きな自分でさえ、これを飲むのは大変だなあと思ったものです。そして毎回それを、愛犬に飲ませるのは大変でした。
飲ませるたびに「ゴメンな」と思ったものです。

もう一つ感じたことは、免疫を落とすジレンマです。
愛犬はなかなか免疫抑制が効かず、通常の処方量ではなく、倍の容量のものになりました。これが馬鹿でかい薬だったわけです。
しかし、それでも免疫抑制は効かず、結局その馬鹿でかい薬を2倍量飲ませることになりました。この馬鹿でかい薬は、馬鹿高いので出費も大変でした。

ジレンマと言うのは、命を救うためでもあるのですが、獣医師も飼い主も、しゃかりきになって愛犬の免疫を落とそうとするのです。
それが何を意味するかと言うと、愛犬をちょっとしてことで感染症に罹ってしまう弱い体にするということなのです。

飲みにくい薬を飲ませて「ゴメンな」。
弱い体にして「ゴメンな」。

そんな思いで薬の飲ませ続けたのです。
免疫系の疾患は罪ですね。
早く治るようになってほしいものです。

――高栖匡躬 ――

作:高栖匡躬
解説:高栖匡躬 

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