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ピーチーの闘病記:劇症肝炎編 Complete② ~それは、自己免疫不全との闘いでした~

ピーチーの闘病記:劇症肝炎編 (7話~12話)
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Review
カテゴリー:診察記
作者:高栖 匡躬 

刻々とピーチーの病状は悪化していきます。
実は主治医は初めの段階から、安楽死をほのめかしました。
それほどひどい状況でした。

二次診療と先端医療に望みを託して、方策を探りますが、残された時間は僅かしかありません。迷っている内に、ピーチーの命は尽きてしまうでしょう。
状況判断から、自己免疫不全に的を絞った治療に賭けました。

劇症肝炎闘病記|7話

一夜が明けて面会に行くと、どうやらステロイドは効いているようです。
ピーチーはグッタリとしている状態ですが、それでも歩こうとします。
数歩歩いてへたりこみますが、それでも強い意志を感じるのです。

これは光明なのだろうか?
僅かに光が射したように思えましたが、ぬか喜びにならないように、気持ちを引き締めました。

劇症肝炎闘病記|8話
これまでに起きたことを、もう一度整理し、まとめました。
劇症肝炎は、劇的に改善されたように見えます。

「ステロイド投薬の効果が出ているのは、まず間違いないでしょう」
「これから数日はこれで押します」
担当医はそう言いました。

しかし、肝臓の状態を示す諸数値はまだ悪いままです。
辛うじて射している仄かな光が消えないように、祈るばかりでした。

劇症肝炎闘病記|9話

奇跡的に命を拾ったかに見えるピーチー。
快方に向かうのかどうか、確信が持てないまま、また一日が終わろうとしています。
まだ、素直に喜ぶことはできませんでした。

犬はどんなに苦しくても、まっすぐに飼い主を見ています。
体が動けなくても、目が飼い主を追います。
辛いときは、絆を確認する時でもあります。

劇症肝炎闘病記|10話

ピーチーの状況が改善していくにつれ、心には少しずつ余裕がでてきました。
そこで気になったのが、『自己免疫不全』です。

『自己免疫不全』は、多くの犬猫で生じているようです。
しかしその症状は1つではなく、癲癇とか、各種臓器の炎症、関節の炎症という別々の病気として現れるのでやっかいです。

愛犬、愛猫が重大な疾患に見舞われた時、『自己免疫不全』は、一度疑ってみても良いように思います。

愛犬ピーチーは、『自己免疫不全』に対応することで、高齢による難聴と言われていた耳まで、聞こえるようになりました。

症肝炎闘病記|11話

愛犬が危機から生還するときは、何か特別な力が働いているように感じます。
症状が現れるタイミングや、検査の順番や、データの読み取り方など、ちょっとしたことで医師の診立ては変わってきます。

助かるのか? それとも助からないのか?
それを分けるのは、ほんの些細な出来事のように思えます。
それを幸運と呼ぶのでしょうか?
なんだか、そんな言葉では片付かない、もっと不思議な力に思えます。

劇症肝炎闘病記|12話

奇跡的に回復したピーチー。
この日、担当医から、退院の話が持ち出されました。
僅か4日前には、命の火が消える寸前であったのに――

ピーチーが先端医療の恩恵に預かったのは、これが2度目のこと。
二次診療、先端医療、どちらも重要な選択肢です。

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作:高栖匡躬
解説:高栖匡躬 

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