Dog&Cat's Stories

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【リンパ腫】「その日」がくるまで生きようず! Complete ⑦ ~抗がん剤治療-3クール目(3/3)~

「その日」がくるまで生きようず! 41話~47話
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Review
カテゴリー:闘病記
作者:miyakonokaori

脚本家・波多野都さんの愛猫ソーニャの、リンパ腫闘病記。
抗がん剤治療の第3クール目(全16話+α)のまとめ読み。
本記事は後半の7話分です。

(以下、文章は前回と共通です)
第1クール、第2クールの経験で、抗がん剤のタイプによる効果と副作用が見えてきます。腫瘍の縮小に喜ぶ時もあれば、副作用による食欲の減退に悩むときもある。
完治はしないと分かっているが、「その日」の覚悟はまだできてはいない。
そんな時期の記録です。

症例は悪性リンパ腫ですが、闘病時の飼い主の葛藤はどの病気にも共通することが多いもの。作者の心の軌跡は、同じ経験をする多くの飼い主さんの、指針になるように思えます。

みんな、頑張ろうず。

「その日」がくるまで生きようず!
第3クール(12/16)第41話

もしも副作用が出るならば、ピークかなっという日。
幸い、猫さんは平穏そう。

「口を利けない動物なだけに、どうしてほしいのか、飼い主は顔色を見て判断するしかない」
作中で、心配そうに飼い主は語ります。

「今日がこのまま無事に終わってくれますように」

「その日」がくるまで生きようず!
第3クール(13/16)第42話

 

「このままずっと穏やかに過ごして、気づいたら何年も経ってて……」
と、飼い主の心の声。

しかしその一方で、「難しい病気なんだ」と思い直す。

どうしてか?
そうじゃないと、「その日」に私は耐えられないだろうから。

覚悟も大事だけれど、今も大事だよね。
がんばろうず!

「その日」がくるまで生きようず!
第3クール(捕捉2)第43話

スープを、コキュコキュといい音をさせて飲む猫さん。
食べてくれると嬉しいね。

元気な時の食事は生活の一コマ。
しかし病気になると、それが一番大事な時。

平穏な日々が懐かしいね。
でも、今の「小さな事が嬉しい」っていう気持ちも大切なんだ。

がんばろうず!

「その日」がくるまで生きようず!
第3クール(14/16)第44話

調子が悪くて、ぐったりしている猫さん。

「うちの子にも奇跡がきっとくる」
はじめはそう信じていたけれど……
現実は過酷。

でも、諦めたのではない。
今日を一生懸命に生きるのだと思い直しただけ。

「明日」という希望を、見続けよう!

「その日」がくるまで生きようず!
第3クール(15/16)第45話

猫さん、落ち着いてきたけれど――
あんなに大好きだった『焼きかつお』を食べません。

薬の副作用での味覚の変化?
大好物を食べない時、飼い主のショックは大きいですね。

「おいしい」
と体全体で喜んで食べてくれる姿を見たいなぁ。

そうだよね。
きっとまたそんな日が来るよ。
がんばろうず!

「その日」がくるまで生きようず!
第3クール(16/16)第46話

猫さん、調子がよくない。
食べなくなった買い置きの大好物を見て、飼い主は悲しい思いを――

「ここからが、いちばんきついんだろうな…」
「弱っていくのを見ていかなきゃならないのは、しんどいな…」

でも、心配ばかり慕って仕方がない。
さあ――
気持ちを切り替えなきゃ。

「その日」がくるまで生きようず!
第3クール(捕捉3)第47話 

今回は3クール目の最終話です。
飼主にとって愛猫の闘病は、食べてくれるフードを探す旅みたいなもの。
だから、色々なものを試して、ストックがどんどん増えて行きます。

――さて、今回注文したフードは食べてくれるかな?

連載はしばらくお休みをいただいてから、次のクールに続きます。

みなさん、また会おうず!

これまでの闘病の経過 

病気の発覚から確定診断まで
2013年9月25日~

第1クール
2013年9月29日~10月29日

第2クール
2013年11月5日~11月26日

第3クール
2013年12月24日~2014年1月13日

心に残る記事 ~飼い主の今の気持ちは~

第3クールには、とても印象深い1節がありました。

1月11日 飼い主の今の気持ちは…

この話の中で、作者の波多野さんはこう語っています。

――ここから――

今のプロトコールの、抗がん剤の効きが芳しくなくなっている中、
猫さんに残された手段は、そう多くはありません。

ただ、絶対に最後まで「今日」という日を諦めず、
「明日」という希望を、飼い主は見続けようと思います。

――ここまで――

とても大事な言葉だと思います。
飼い主は将来のこと(将来の不幸)に目を奪われて、大切な今を置き去りにしがちです。ずっと先になって今を振り返ると、実は今のこの瞬間は、2度と訪れないかけがえのない時間で、眩しいくらいに輝いているというのに。

扉絵のカードは、波多野さんのこの言葉をメッセージで伝えたいと思い、制作したものでした。

看護も介護も看取りの時も、とても大切な時間です。
どうか皆さん、思い残すことがありませんように。

――高栖匡躬 ――

――抗がん剤治療-3クール目・まとめよみ(3/3)・おしまい――
――次はレスキュープロトコルに続きます――

作:miyakonokaori(波多野都)
コメント:高栖匡躬 

――抗がん剤治療-レスキュー1回目のまとめよみ――

――抗がん剤治療-3クール目・前回、前々回のまとめよみ――

(前回・2/3)

(前々回・1/3)

――抗がん剤治療-2クール目・まとめよみ――

――抗がん剤治療-1クール目・まとめよみ――

――闘病のはじまり・まとめよみ――

 

――おすすめの まとめ読みです――

 

――Withdog『犬を飼うということ』は、犬と飼い主の絆を考えるサイトです――

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――Withcat『猫の話をしようか』は、猫と飼い主の絆を考えるサイトです――

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