「その日」がくるまで生きようず! 91話~96話
カテゴリー:闘病記
作者:miyakonokaori
脚本家・波多野都さんの愛猫ソーニャの、リンパ腫闘病記。
抗がん剤治療のレスキュー2回目(全26話+1話)のまとめ読み4/4です。
UW25プロトコールの最終である4クール目が終わり、ほんの僅かに期待を寄せた寛解には至りませんでした。抗がん剤治療では、がん細胞が一度使用した薬剤に対して耐性を持ってしまうことから、新しいタイプのものを使用します。
通常の治療であるUWFプロトコールの薬剤を使い切ったため、ソーニャはレスキュープロトコルとして残されたわずかの薬剤を使い、延命を試みます。
「その日」への覚悟を固めたつもりなのに、揺れ動く飼い主の心。
本作は闘病記であるとともに、終末期のペットを見つめる飼い主の記録です。【目次】
91話|3月2日|祈りはきっと通じてる
何度も力尽きそうになりながら、それを乗り越えた猫さん。
今回も持ちこたえてくれました。
動物の生命力はすごい。
骨と皮だけなのに、今は自分でごはんを食べようとする。
もう少し一緒にいたいの?
――だったら、飼い主も頑張ろうず!
●
92話|3月3日|緊張した…
流動食を与えるも、すぐに気持ちが悪くなった猫さん。
3時間も苦しみました。
もう濃い目の流動食は、体が受け付けないようです。
しかし、血液の状態は思ったほど悪化していない。
猫さんの腎臓と肝臓の強さに感謝。
まだまだ頑張ろうず!
●
93話|3月4日|吐き気との闘い
猫さん、強制給餌の後は気持ちが悪くてウロウロ3時間。
かわいそうで、見ていられない。
どうしたら吐き気を抑えてあげられる?。
「もう無理かな」とも思う。
でも、カケシアで目に力が戻った猫さん。
そうだよ――
前向きに考えよう。
●
94話|3月5日|もうひとつの誕生日
猫さん、もう一人の飼い主Aちゃんの誕生日も、一緒に迎えてくれました。
余命1~2ヶ月、抗がん剤を使っても、4.5ヶ月から5ヶ月と言われていたのに、
1つ1つ目標を乗り越えてきて、6か月目です。
よく頑張ったなあ。
猫さんも私も。
●
95話|3月6日 朝|どうかどうか
猫さん、一週間もうんちが出ていない。
下腹にはひどい腫れ。
腸閉塞の可能性を考えて狼狽える飼い主。
「最悪の決断をしなければならないかも」
頭をよぎる不安。
●
96話|3月6日 昼|猫さん、入院
この章の最終話です。
猫さんは恐れていた腸閉塞ではありませんでした。
その代わりに、医師から発せられた言葉は――
「厳しい段階にきたと言わざるをえません」
体にガスがたまって、胃腸が動いていません。
まずは胃腸を動かし、そして――
緩和治療が始まります。
●
【予告】
「その日」がくるまで生きようず!
次回のクールが最終章です。
この闘病記が書かれたのは、ちょうど5年前。
最終章は、当時と全く同じ日付、タイムスタンプで公開していきます。
5年前の飼い主さんと一緒に、5年前の今を辿ってみてください。
3月7日の朝からスタートします。
▼
次章は終末期と看取りの記録です
5年前と同じ日付を実現するために、2クール目の配信を調整してきました。
最初から「その日」を見据えた闘病に、とうとう「その日」がくるのですが、正面からそれを見据えた飼い主、波多野都さんと、愛猫ソーニャの記録です。
どうか、前向きに読んでくださいね。
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これまでの闘病の経過
病気の発覚から確定診断まで
2013年9月25日~
第1クール
2013年9月29日~10月29日
第2クール
2013年11月5日~11月26日
第3クール
2013年12月24日~2014年1月13日
レスキュー1回目
2014年1月14日~2014年1月20日
第4クール
2014年1月21日~2015年2月3日
レスキュー2回目
2014年2月4日~3月5日
――レスキュー2回目・まとめよみ(4/4)・おわり――
――緩和に続きます――
作:miyakonokaori(波多野都)
コメント:高栖匡躬
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