「その日」がくるまで生きようず! 70話~76話
カテゴリー:闘病記
作者:miyakonokaori
脚本家・波多野都さんの愛猫ソーニャの、リンパ腫闘病記。
抗がん剤治療のレスキュー2回目(全26話+1話)のまとめ読み1/4です。
UW25プロトコールの最終である4クール目が終わり、ほんの僅かに期待を寄せた寛解には至りませんでした。抗がん剤治療では、がん細胞が一度使用した薬剤に対して耐性を持ってしまうことから、新しいタイプのものを使用します。
通常の治療であるUWFプロトコールの薬剤を使い切ったため、ソーニャはレスキュープロトコルとして残されたわずかの薬剤を使い、延命を試みます。
「その日」への覚悟を固めたつもりなのに、揺れ動く飼い主の心。
本作は闘病記であるとともに、終末期のペットを見つめる飼い主の記録です。【目次】
70話|2月4日|二回目のレスキュー 抗がん剤 Lアスパラギナーゼ
治療4クール目が終わり、2回目のレスキューへ。
別れを見据えての、最後の治療です。
幸い輸血は回避して、抗がん剤が選択されます。
覚悟はしている――
そう思いながら、心が揺れる飼い主でした。
頑張ろうず。
●
71話|2月6日|滑り出しは上々
2回目のレスキュー、2日目。
ごはんも催促して、猫さん調子は良さそうです。
別れを意識はしていても、穏やかな日は素直に嬉しいもの。
「今週もずっとこの調子でいてくれたらいいなぁ」
神様に感謝。
願いを込める飼い主なのでした。
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72話|2月7日|急に痩せてきちゃったなぁ
猫さん、急に痩せてしまったような……
「ガンが栄養を食べてしまっている?」
少しでも長生きして欲しいから考えます。
何をあげよう? どれくらいあげたらいい?
そして、
――食べてくれるかな?
闘病は、いつも食事の悩みと一緒ですね。
●
73話|2月8日|大雪の日、ヒーター前へダッシュ
窓の外は大雪。
で猫さんは、ヒーターの前に猛ダッシュ。
一見穏やかそうに見えるのですか――
やはり猫さんは痩せてしまっています。
強制給餌をする時期なのかな?
出来れば、やりたくないな。
嫌がる事はしたくない――
どうか、食べてね。
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74話|2月9日|東京で都知事選のあった日曜日でした
猫さんここ数日で、いちばん調子が良い。
足取りも軽くって。
闘病をしているとこんな日がときどきありますね。
今日は元気が良いなあと思える日。
決して病気が良くなっているわけではないけれど、
こんな日が、飼い主の心を支えてくれますね。
頑張ろうず!
●
75話|2月11日|抗がん剤 Lアスパラギナーゼ3(レスキュー)
通院日、そして血液検査。
輸血を覚悟したのに、なんと赤血球は正常値。
「ありがとう、ダルベポエチン!」
と、覚えたての造血剤の名前を唱える飼い主でした。
ステージVなのに頑張れるのは、肝臓が強いから。
先生からも褒められました。
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76話|2月13日|まさに猫の目のように変わるなぁ
猫さん、穏やかなのだけれど、状態が目まぐるしく変わる。
文字通り猫の目のように。
腫瘍は悪化せずに、とどまったまま。
それはありがたいけれど、その反面で悲しくもある。
抗がん剤の選択肢はあとわずか。
次はどうなるのだろう?
●
これまでの闘病の経過
病気の発覚から確定診断まで
2013年9月25日~
第1クール
2013年9月29日~10月29日
第2クール
2013年11月5日~11月26日
第3クール
2013年12月24日~2014年1月13日
レスキュー1回目
2014年1月14日~2014年1月20日
第4クール
2014年1月21日~2015年2月3日
レスキュー2回目
2014年2月4日~3月5日
――レスキュー2回目・まとめよみ(1/4)・つづく――
作:miyakonokaori(波多野都)
コメント:高栖匡躬
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