2017年12月24日~12月30日 一週間をまとめ読み
カテゴリー:一週間のまとめよみ
作者:オムニバス
先週一週間のWithdog、Withcat、Dog&Cat Storiesの配信記事をまとめています。
今回の扉絵は、オスカーさん(飼い主:ぷちママさん)です。
・劇症肝炎闘病記
・虹の橋の猫
(話題)これもペットロスなのかな?
(話題)人は犬に育てられている
・ウニの話
など
12月24日(日)
劇症肝炎闘病記|15話
家に帰ってきたピーチーは、頭にパッと電球が点いたように、家の中に飛び込みました。
本人は、家に帰れると思っていなかったかもしれせん。
一通り家の中をパトロールしてからは、寝てしまいました。
そしてその夜には、大好物のウニが待っていました。
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劇症肝炎闘病記 / 15話のおまけ
退院の日、ウニを食べたピーチーです。
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ウニについて|その1
犬にウニをやっていいかどうかは、何人かの獣医さんに訊ねたのですが、誰も明解な答えを持っていませんでした。
仲の良い獣医さんは、「獣医の立場として訊かれたら」と前置きをして、「どうだか分からない食べ物は、やらない方が良いというのが公式回答」とのこと。
しかしその後で、ぼそっと次のようにも言われました。
「でも、私も公式にはダメなものを、結構うちの子にあげるんだよね」
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ウニについて|その2
要するに食べ物に関してのダメは、同じダメでも2つの種類があるということです。
1つ目は、毒性があって一口でも食べたらダメなもの。
2つ目は、常食にしてはダメなもの。
この2つは、全然位置付けが違うわけです。
ではピーチーはどうしかた――
あまりにも好きなので、年一回の誕生日は、まあいいやといのが飼い主の考えでした。
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ウニについて|その3
もしも筆者が誰かから、犬にウニを食べさせていいた訊かれたら、「時々ならいいんじゃない。でも自己責任でね」って答えるでしょうね。
あと若い時と、老犬になってからでも、判断基準は違うのかなと思います。
愛犬が亡くなる前に、皆さん、本来は与えたら駄目な人間の食べ物を上げますよね。それとも似ています。
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ウニについて|その4
その最後の食べ物のことですが、こんなに大喜びするなら、もうちょっと早く、(たまには)食べさせてられば良かったって、後で思ったりします。
でも、上げるのも上げないのも、愛犬への愛情ですね。
色んな意見があることでしょうが。愛犬の一生は、結果的に飼い主がデザインすることになりますよね。だから、飼い主が全責任を負って決めればいいのかなと思います。
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虹の橋の猫|第12話
虹の橋にきた猫たちは、地上が恋しくて泣きはじめます。
しかし、やがてそこには、心に掛かる虹の橋が――
この話を読んで思うこと――
飼い主を置いていってしまった子たちは、こちらを恋しがるのかなあ?
恋しがって欲しい気もするけれど――、もう楽しくやってくれよとも思う。
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12月25日(月)
劇症肝炎闘病記|16話
急性の重篤な状態から回復したピーチー。それを乗り越えると、また別の課題が浮上します。
どんな病気もそうかもしれません。
目先の峠を越えても、まだ山の中にいるわけです。
次に待ち構えているのは、長期戦。その準備をしなければなりません。
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虹の橋の猫|第13話
虹の橋には、たった一つのものしか、持ってこれません。
船の乗り場で猫たちは、沢山の大切なものを置いて船にのります。
みんな置いて来たとはずの雉白の猫は、やさしいお母さんの”声”を持ってきていました。
他の猫たちは、何を持ってきたのでしょうか?
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12月26日(火)
これもペットロスなのかな?|その1
愛犬、愛猫を亡くすと、誰しも経験するのペットロス。
度合いはそれぞれで、掛けた愛情の大きさに比例するものでもありません。
ただ、少しばかり、人生感は影響しているようにも思います。
無常を受け入れる心――、とでもいうのでしょうか?
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これもペットロスなのかな?|追記1
うちでは幸いにして、深刻なペットロスはありませんでした。
心に出来た傷を、外から眺めているような不思議な感覚があり、それを観察する度にうちの子を想いました。
それは、悪いものではありませんでした。
そしてそれは――、今も続いています。
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これもペットロスなのかな?|追記2
ペットロスは心に出来た穴のようにも感じます。
その場所には、うちの子がいたわけです。
言い換えれば、一緒に生きていた証でもあります。
その穴は、埋める必要はないように思います。
それを、愛でれば良いのではないでしょうか?
それはとても、大切な穴です。
――おしまい。
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虹の橋の猫|第14話
虹の橋に来た猫たち。
何も持って来ていないと思っていたのに――、実はとても大切なものを持って来ていました。
それは一体何?
猫たちが持っていったものは、実は猫たちが、飼い主に残していったものでもありますね。
とても大切なもの――、それは何?
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12月27日(水)
劇症肝炎闘病記|17話
家に帰って3日目のピーチー。薬が多い事を除けば平穏な日々が戻ってきました。
劇症肝炎発症から、ジェットコースターのような1週間。
今振り返ると、3か月はあったような感覚です。
ピーチーを救ってくれたのは、二次診療と高度医療でした。
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虹の橋の猫|第15話
黒い仔猫と白い仔猫は、とても大切なものを持って来てたことに気付きました。2匹の鈴からは、懐かしい声が聞こえてきます。
しかし――、灰色の仔猫はそうではないようです。
泣き続ける灰色の仔猫。
地上では一体、何があったのでしょうか?
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太い木の枝が大好き
うちのピーチーは、木の枝が大好きでした。それも大きいほどいいんですねえ。
犬って不思議ですねえ。
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12月28日(木)
虹の橋の猫|第16話
泣き疲れて眠る、灰色の仔猫――
地上で悲しい思いをした猫に、救いはあるのでしょうか?
死は全ての生き物に、平等に訪れます。
それは、すべてを奪うもの?
それとも、すべてを癒すもの?
死は終わりではなくて、始まりなんだと思いたいですね。
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劇症肝炎闘病記|18話
この闘病記の最終話です。
病院からの電話で、2日前の血液検査の結果を聞きました。数値はとても良くて、ほっと胸をなで下ろしました。
見た目は、何歳か若返ったような元気さです。
ここで、はじめて病気からの回復を喜ぶことができました。
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劇症肝炎闘病記|追記1
本日の記事で劇症肝炎の闘病記は終わりですが、それは”劇症”の段階の終わりにすぎません。
実はこの時点で、ピーチーはまだステロイド(プレドニン、プレドニゾロン)を1日に12錠も飲んでいました。
ステロイドの投薬方法、減薬・断薬の話は、また別のテーマになるものです。
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劇症肝炎闘病記|追記2
これまでの経験から感じるのですが、必要以上にステロイドを恐れている飼い主さんが多いように思います。
ステロイド使い方さえ誤らなければ、一生飲み続けても良いものです。
ピーチーは生後6か月でアレルギーが見つかり、それから14年以上、ずっとステロイドにお世話になりました。
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劇症肝炎闘病記|追記3
同じ薬で、同じ量を飲むのでも、飲み方で効果が違います。
医師によっても指示はまちまちで、正しい投薬法や、投薬のバリエーションを知っている獣医さんは、意外に少ないように思います。
どうせ飲むのなら、効果が高い方法を。
次は、そんな記事を掲載したいと思っています。
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12月29日(金)
人は犬に育てられている。私はそんな風に思う。
人は犬猫から色々な事を教えられます。
一番大きなものは”忍耐”ではないでしょうか?
口のきけない犬猫にしつけをする。病気をすればどこが悪いか、察するしかない。それを何年も続けて、信頼関係が築かれていく。
そして――、それが財産だという事に、やがて気付くわけです。
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虹の橋の猫|第17話
灰色の仔猫の上にも、美しい虹が架かりました。
そして猫たちは、いつの間にか自分が、重荷から解放されていることに気が付きます。
私たちは旅だった子たちと、しっかりと心で繋がっている。
別れは、猫たちと同じように、重荷を下すときでもありますね。
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12月30日(土)
犬は、弱い家族を守るものなのかもしれない
犬は群れの動物だと言われる。
家族にも、序列をつけるのだそうだ。
それは、弱いものを守るためでもある。
病気をしたとき、犬は枕元で、外敵から自分を守るように寝てくれたりもする。
「お前に守ってもらわなくて大丈夫だよ」
そう思うのだが、心はとても温かくなる。
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虹の橋の猫|エピローグ
いよいよ本話で最終回です。
雉白の猫が虹の橋に行く途中。大切にしていた、おかあさんのお思い出のおもちゃをあげた仔猫。あの仔猫はどうしているの?
――どうでしたか? 愛と絆の物語。
それはきっと――、永遠の物語。
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虹の橋の猫|回想 その1
第1話 旅の始まりと、虹の橋への切符
ここから連載が始まりました。
猫の旅立ちの物語です。
猫の旅の始まりは、生まれたばかりのこのサイト、 Withcat の始まりでもありました。
↓ 第1話はこちら
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虹の橋の猫|回想 その2
第8話 鐘を失くした時計塔
第2章のはじまりです。
歌うたいの猫と仔猫たちのふれあいが描かれます。
↓ 第8話はこちら
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虹の橋の猫|回想 その3
本日の配信で、『虹の橋の猫』は最終回でした。
ずっと読んでいただいて、ありがとうございます。
この作品のテーマは、愛と絆と永遠です。
Withcat も永遠を目指したいものです。
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Withdog、Withcat より
【12月31日版】この週は15記事を配信およびご紹介しました。
――次回、週刊Withdog&Withcat 2018.1.7版――
――前回、週刊Withdog&Withcat 2011.12.24版――
――Withdog『犬を飼うということ』は、犬と飼い主の絆を考えるサイトです――
――Withcat『猫の話をしようか』は、猫と飼い主の絆を考えるサイトです――