週刊 Withdog & Withcat 一週間をまとめ読み
2018年3月25日~3月31日(本下巻は28日~31日)
カテゴリー:一週間のまとめよみ
作者:オムニバス
先週一週間のWithdog、Withcat、Dog&Cat Storiesの配信記事をまとめています。
今回の扉絵は、空(くう)さん(飼い主:ユイさん)です。
(特集)うちの子が旅立つまでのこと(ピーチーまたね)
(特集)うちの子が旅立ってからのこと(ピーチーまたね)
・みみ子さんがうちに来るまで
・ハナちゃんの動物病院(猫)
・その日がくるまで生きようず! 第2クール予告
など
3月28日(水)
うちの子が旅立つまでのこと|17話-1
安楽死を決断するリミットを過ぎました。
ピーチーに、大きな変化はありません。
そしてこの日も、一緒に寝ることにしました。
それは――
ピーチーが悶え苦しみ死ぬかもしれないという可能性を、受け入れることでもあります。
しかし――、それもピーチーらしいと思いました。
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うちの子が旅立つまでのこと|17話-2
別れの時――
予感がありました。
あるがままを、受け入れよう。
どんなに苦しんでも、きちんとこの目で見届けてやろう。
しかし――
泣かずにいられか?
笑って見送れるか?
そこだけは自信がなくて――
そして、最後の夜が更けていきました。
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うちの子が旅立つまでのこと|17話 追記-1
犬は飼い主の笑顔が大好きで、飼い主を笑顔を生きがいにするのだと言います。
だから、14年7か月そうしてくれた愛犬に、最後のご褒美はなにか?
って考えた時に、最高の笑顔だろうと思っていました。
泣いて送る、笑って送る、どちらが正しいではなくて、飼い主の生き様そのものみたいに思いますね。
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うちの子が旅立つまでのこと|17話 追記-2
飼い主は、犬猫に育たられますね。
でまた、次の子を飼う。
犬猫を飼うことは、きっと連続しているのだと思います。
失敗は次の子に活かすことで、意味のあるものになっていく。
――だから、後悔はいらないのかな、なんてね。
お前がいたから、この子を幸せにできたって思うと、きっと去って行った子もか飼い主も報われると思うんです。
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うちの子が旅立つまでのこと|17話 追記-3
犬も猫も、飼い主のことが大好きですからねえ。
去る時に、いらないものや、変なものを置いて行くわけがないと思うんです。
今は悲しみにばかり目を奪われていても、誰もがいつか、それが大事なものだったって気付くんだと思います。
寂しさは、楽しめばいい。
後悔は……、忘れちゃえばいい。
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3月29日(木)
うちの子が旅立つまでのこと|最終話-1
2年前のこの日――
ピーチーは旅立ちました。
今でも思うのです。
ピーチーは、うちに来るために、生まれてきた子だったのだと。
何にも知らない子犬。
両手に少し余るくらいの、アイパンチの小さな女の子。
その子は、ダンボールに入って、うちにやってきました。
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うちの子が旅立つまでのこと|最終話-2
最初は散歩が怖かったのに、いつか疲れも知らずに走り続けるようになった。
食いしん坊で、いつもお腹を減らしていたなあ。
おにぎりを盗み食い。一口で食べて、窒息しそうな時があったっけ。
フリスビーで遊び過ぎ。
骨折しているのに、それでも走ってたよな。
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うちの子が旅立つまでのこと|最終話-3
うちに来て、うちにピッタリの子に育って、いつの間にか飼い主を追い越しておばあちゃんになった。
お前、いつもオトボケだったな。
一生を駆け抜けていったピーチー
ピーチーは、喜びを運んできた子。
今も、その喜びは続いています。
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うちの子が旅立つまでのこと|最終話 追記-1
人間は、無心な犬に教えられてばかりですよね。
泣くのと、笑うのと、どっちでなきゃダメってのじゃないですね。
でも、笑うのは、準備してないとできないから、笑って送る選択肢があることは知った方がいいなと思います。
泣かないと誓ったのに泣いたっていうほうが、唄の文句みたいですね。
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うちの子が旅立つまでのこと|最終話 追記-2
看取りの前後の、あの時間は一体何なのでしょうね。
ゆ~~~っくり流れていく時間。
犬は、飼い主が望むように去ってくれるんじゃないかなと思いました。
――だから、飼い主が、こう去って欲しいって、予め考えていないと犬の方が分からないんじゃないですかね? 去り方が。
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うちの子が旅立つまでのこと|最終話 追記-3
犬という生き物はすごいですねえ。
小さな子犬だったのが、全てを悟ったように、飼い主を気遣って逝くんですからね。
その死は、ちゃんと受け止めてあげて、良い思い出として、時々思い出してあげたいですよね。
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うちの子が旅立つまでのこと|最終話 追記-4
犬の最後の最後の頑張りには、「もういいよ」って、ついつい言ってあげたくなりますね。あの頑張りは、どこから湧いてくるものなのでしょう?
もっと一緒にいたいの?
飼い主への挨拶?
恩返しみたいに思ってる?
どれにしも、ありがたい。
また会いたいですねえ。
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うちの子がうちにくるまで(猫)|No.2 前編
犬猫で最大時11匹。多頭飼いが当たり前のお宅に、最初にきた子猫みみ子さんのお話です。
飼い方を知らない作者。まずは動物病院に、そして本屋に――
何だか、やることがてきぱきしていて、妙に安心感。
実は作者は、当時看護師さん。
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別れに思うこと|その1
ピーチーは2度大病をし、2度天国の手前までいきました。
そこで思ったことがあります。
犬は常に”生”に一生懸命で、死ぬことなど微塵も恐れていないのだと。
犬はきっと、心を痛める飼主などどこ吹く風で、溌剌と笑顔を振りまきながら、一生を駆け抜けていくものなのですね。
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別れに思うこと|その2
ピーチーとの別れに、用意していた言葉があります。
「またね」
です。別れの言葉なのに、再会を感じさせる言葉。
いつかピーチーを送る時は「またね」と言いたいとブログに書きました。
それから沢山の方が、「またね」で愛犬や、仲間の犬を送ってくださるようになりました。
それとブログには、ピーチーには虹の橋はどうも似合わないなあということも書きました。虹の橋を否定するのではなく、オトボケのピーチーにはセンチメンタル過ぎると思ったのでそう書きました。
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別れに思うこと|その3
ピーチーとの別れの時には、仲間からの「またね」の言葉でコメント欄が埋まりました。虹の橋の言葉を使うことなく。
「またね」で大好きなピーチーを見送ること。
ピーチーは虹の橋には行かないということ。
筆者が別れの前から用意して、ずっと貫いてきたワガママは、最後に叶えられました。
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別れに思うこと|その4
ピーチーは「あー楽しかった、またね!」と言いながら、後も振り向かず駆け去ったと、思っています。
だからピーチーが、向うから会いに来ることはありません。
こちらも「楽しかったな、またな」と伝えました。
だから、後悔はありません。
わが家は、楽しかったのです。
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別れに思うこと|追記 -1
今ピーチーがここにいたら、「偉い偉い」と言ってあげたいです。
何というか、飼い主の覚悟が決まって行くのって、犬と二人三脚なんですよねきっと。愛犬は「そろそろかなあ」って心で言っていて、飼い主はそれを肌で感じるのかもしれません。最後まで心は会話をしているんです。
可愛いですねえ、今も――
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別れに思うこと|追記 -2
犬は驚くほどに、真っ直ぐですね。
こちらが慄くほどに。
あのように生きたいですね。お手本です。
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別れに思うこと|追記 -3
別れの言葉は、「またね」がいいですね。
切ないけれど、未来につながる感じがしますね。
「またね」は凄い力をもっているように思います。
「またね」が最後にあると、いろんな言葉が、その光の中に吸収されますね。
だから、思いを沢山話してあげて、「またね」で締めると、全てが希望につながる感じがします。
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別れに思うこと|追記 -4
我が家の看取りで起きたことを、奇跡だと言って下さる方がいます。
看取りの奇跡は良く聞く話ですが、もしかしたらそれって奇跡ではないのかもなあとも思います。
犬や猫を飼う全ての人達は、本当は誰もが奇跡と暮らしているのだと思います。
そもそも、その子と出会ったことが奇跡の確率です。
ものすごく低い確率の出来事は日々起きていて、”ソレ”にふと気が付いた時、「奇跡だ!」って思うかもしれません。
良いものを見させてもらいましたよねえ。
本当に、愛犬には感謝です。
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別れに思うこと|追記 -5
犬ってプライド高い生き物ですよね。
特に、うちではトイレがそうだなって感じました。
飼い主に、元気だよって、見せたいんですよねえ。
犬たちは、飼い主の笑顔が生きがいですからね。
思い出しますねえ。
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3月30日(金)
うちの子が旅立ってからのこと|1話-1
ピーチーの旅立ちの記録、お読みいただきありがとうございます。
今日は本当は、別の記事を用意していたのですが、
折角だから、直後の3日+その後の1日を、エピローグでお伝えしようと思います。
笑って見送りはできたものの――
やっぱり寂しい。
そんな話です。
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うちの子が旅立ってからのこと|1話-2
ピーチーがいなくなった翌日――
当たり前ですが、何かが足りません。
ペットロスというのは、誰にもやってくるものなのですね。
悲しみはそこにはなくて、たがポッカリと開いた穴。
良く話に聞く喪失感とも、ちょっと違う気がしました。
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うちの子が旅立ってからのこと|おまけ
記事に書いたこと。
ピーチーの自転車の散歩はこんな感じでした。
ちょっとイメージと違うでしょ?
マンションの裏手は、土手沿いに遊歩道が続きます。
そこを爆走です。
動力付き自転車。楽チンでしたよ!
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【お知らせ】記事の配信について
いつもご愛読、とても感謝しています。
4月、5月のWithdog&Withcatについて、お知らせです。
実は、5月末にどうしても完成させないといけない原稿があり、4月から2か月間は、Withdog、Withcat、Dog&Catの3サイトで、1日1配信にさせて下さい。
配信は犬猫交互です。犬→猫→犬→猫
時折、”まとめ読み”を配信します。
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3月31日(土)
うちの子が旅立ってからのこと|2話-1
2年前のこの日、ピーチーを荼毘にふしました。
わが家にはピーチーがやってきた時のダンボール箱が、大切に取ってあります。
小さな小さなその箱に入って、うちにやってきたアイパンチの女の子が、ちょっと大きな、立派な桐の箱に入ってうちから出て行きました。
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うちの子が旅立ってからのこと|2話-2
火葬の際、色々持たせてやろうと思ったのですが、斎場の決まりでそれは無理。
結局ピーチーは、おやつを少しだけ持っていきました。
服が大嫌いな子だっから、それもまた良し。
「すぐに全部食べそうだな」
ピーチーらしい去り方でした。
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ハナちゃんの動物病院(猫)|9話
動脈血栓栓塞症、最後まで詰まらずに読めますか?
足への動脈に血栓が詰まり、血液が行かなくなる病気です。
心疾患の症状として出るもので、原因は心臓にあります。
予後が悪いので、そうなる前に、心疾患を見つけて上げるしかありません。
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【予告】「その日」がくるまで生きようず!
――明日から第2クール
脚本家・波多野都さんの愛猫、ソーニャちゃんの闘病記。
1週間のお休みをいただいた後、抗がん剤治療は第2クールに入ります。
食べ物のこと、薬を飲ませること、副作用のこと――
色々心配はあるんだけどね。
とにかく――
また、頑張ろうず!
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Withdog、Withcat より
【4月1日版】この週は、上巻、下巻を合わせて、19記事を配信しました。
――次回、週刊Withdog&Withcat 2018.4.8版――
――前回、週刊Withdog&Withcat 2018.4.1版 - 上巻――
――Withdog『犬を飼うということ』は、犬と飼い主の絆を考えるサイトです――
――Withcat『猫の話をしようか』は、猫と飼い主の絆を考えるサイトです――