犬猫物語

Dog&Cat's Stories

【6月17日版】注目:ペットの安楽死を考える、自己免疫不全【週刊WD&WC】[2018.6.17]

2018年6月10日~6月16日 一週間をまとめ読み
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Review
カテゴリー:一週間のまとめよみ
作者:オムニバス
先週一週間のWithdog、Withcat、Dog&Cat Storiesの配信記事をまとめています。
今回の扉絵は、さくらさん(飼い主:さくらママさん)です。
[Topics]
・ここから、安楽死について書きはじめました。
(話題)安楽死ってどう思う?
(完結)自己免疫不全・実例と検証
(開始)看取りの視点
[主な内容]
・【犬版】【猫版】病気別闘病記リスト
・チョコラッの闘病記
・うちに子がうちにくるまで(ボス)
・その日がくるまで生きようず!
 など
 
解説
この週は、“安楽死と看取り”についての記事が紹介されています。 安楽死と看取り。 重いテーマで、その時を迎える前から考える事は少ないですが、ペットと暮らすといつか来る別れ。 そこに向き合う言葉の数々には、教えて貰う事が沢山詰まっています。 
―Rikka―

 

6月10日(日)

自己免疫不全のこと|3話

老犬は、”耳が遠くなる”、”足腰が弱くなる”など、色々問題が……
獣医師は「お歳ですから」という言葉をよく使います。
しかしそれ、本当に「お歳」だから?
「病気には、お歳ですって理由は無いんですよ」
そう語る獣医師へのインタビューです。

【猫版】病気別闘病記リスト|2018年6月

病気別闘病記リストの更新です。
病気が増えていることと、犬猫共通で受動喫煙の話題や、病気をネットで検索する方法などが追加されています。
どうかお役に立ちますように。

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【犬版】病気別闘病記リスト|2018年6月

犬版の方も、病気別闘病記リストを更新しました。。
病気が増えていることと、犬猫共通で受動喫煙の話題や、病気をネットで検索する方法などが追加されています。
どうかお役に立ちますように。

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6月11日(月)

チョコラッの闘病記|3話

ついに病名が確定
――しかし、免疫介在性溶血性貧血。
つまり、難病です。
免疫抑制剤を使うしかないのですが、それを使うと他の病気に罹りやすくなるし――
飼い主は悩ましいですね。
実はもっと後の方で、免疫の不思議な振る舞いも出てくるのですが。

うちの子がうちにくるまで(猫)|No.4

21歳と6か月で天国に行ったボス。
そのボスが家に来る時のお話。
猫アレルギーだったかあちゃんは、それからずっとボスと家族でした。
昔のことって覚えている?
自分のことは忘れたけど、うちの子が来た時のことだけは覚えているよ。

6月12日(火)

安楽死ってどう思う?|その1

今日はちょっと難しいテーマ、安楽死について――
賛否両論ですが、みなさんはどう思いますか?
安楽死は、”選ぶ”という”決断”に注目が集まりがちですね。
でも――
その対極の、”選ばない”という選択も、実は大きな”決断”なんです。
”選ばない”は、”選べない”とはちょっと違う。 

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安楽死ってどう思う?|その2

大切な愛犬、愛猫――
重い病気になっても、安楽死ってそう簡単には決断できることじゃない。
特に「その時」は――

飼い主っていうのは、命を預かる立場。
だからこそ「その時」には、どっちにするか決めてあげたいなあと思いました。これは心の準備の話。

安楽死ってどう思う?|ご意見に対して

自分で経験して思うのですが、すると決める事と、しないと決める事は、同じ重みだなあと思います。

正しいのか、正しくないのか? 正解のない問いですね。
しかし、考えた末の結論ならば、どちらも正解とも言えますよね。
飼い主にとっては、それを徹底的に考えると言うことが、実は正解なのかなとも思います。

しないという決断も、とても重いものですよね。
するにしても、しないにしても、信念がないとできないように思います。
そしてどちらの決断も、その後の葛藤も引き受けるという覚悟とセットですね。

愛情があればあるほど、決断は難しいと思います。
だから選べなくて当然ですよ。
私は事前の覚悟と信念に基づいて、決断した感じでした。

そのことが重荷になって、もう動物は飼えないと考えられている方へ。
どうかまた新しい家族と暮らしてください。
今のお気持ちを、次の子に注いであげて欲しいです。

「あれは間違っていた」となると後悔ですが、
「あれでよかったのか?」はちょっとした心のひっかき傷。
時々思い出して、ちょっぴり痛みを感じて、それを楽しめば良いと思います。
それは、その子がいてくれた証ですからね。癒す必要もないと思います。

安楽死には獣医師の助言もとても大切です。
安楽死を嫌う獣医さんもいますが、闇雲に否定をしない獣医さんは、バランスがとれているという印象です。
救うべきは動物であるのと同時に、飼い主の心でもありますよね。
安楽死が救う、飼い主の心もあるのだと思います。

命に関する答えは、唯一、飼い主の心の中にだけあります。大事なのは答では無くて、それを探す過程にあるように感じます。

痛みは、誇りを奪いますよね。
犬は誇り高い生き物だから、それも大事にしてあげたいですね。
飼い主が生きてくれと願えば、犬はきっと、喜んで痛みに耐えてくれるのだと思うんです。
――でも、だからこその飼い主の決断というのもありますね。

安楽死は、殺生とは違うように思います。
飼い主が心の傷と引き換えに、愛犬の苦しみを取り除く行為とでもいうか。
それと、死は忌むべきものではなく、優しいものだと思います。
奪われるのではなく、差し出す感じ。

安楽死は、もうちょっと一般的でも良いかもしれませんね。
推奨する訳ではないのですが、今はあまりに敷居が高いように感じます。
どちらにしても、唯一の正解は無いのですから、きちんと選択肢として有った方が、逆に冷静に判断ができるように思います。

ペットとの別れのことなのですが、息を引き取る瞬間に立ち会えたかどうかが、とても大切なことのように考える飼い主さんは多いと思います。
確かに、その瞬間は大切にしたいのですが、そればかりが看取りではないと思うのです。
臨終の瞬間に立ち会える人は、実はごくわずかなのだと思います。

別の記事にも書いたことですが、看取りは瞬間ではなく、連続した時間だと思います。「もしや」と思った瞬間から始まっているように思うのです。
だから、臨終の瞬間にそこにいなかったとしても、しっかりと看取れていると思うのです。

「あれで本当に良かったのか?」
看取った後でそう考えるのも、自然なことですね。
すっとそう自分の心に問いかけ続けることは、ペットと今でも繋がっているということでもありますね。
その都度、ちょっとだけ心の傷が痛んで、その傷が愛情の証だと思います。

その心の痛みは、否定しないで楽しんでしまえばいいのではないでしょうか?
我が家は、うちの子がいなくなって2年以上がたちますが、私は今でも愛犬を思い出します。

その度にちょっと寂しい思いをしますが、同時に「ちょっと得した」って気になります。

そんな日は、美味しいものを食べに行きます。
それくらいが、丁度良いように思うのです。

【予告】「その日」がくるまで生きようず!

脚本家、波多野都さんの愛猫ソーニャの闘病記
明日から、3クール目の配信をします。
3クール目は、ちょっと切ない――
でも、闘病している飼い主なら皆が思うことです。
がんばろうず! 

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6月13日(水)

安楽死ってどう思う?(ご意見編)

飼い主さんたちの、ご意見をまとめました。
唯一の正解が無い話。
「その時」を迎えて、迷いながら自分の答えを探すしかない。
だから、考えておいて欲しい。
「その時」がまだ遠い時から。
――自分の心って、自分じゃなかなか分からない。

安楽死と自然死の選択なのだと思う

うちの子の主治医は、安楽死は否定はせず、飼い主の様子を見ながら勧めてくれるような方でした。セカンドオピニオンを得ていた別の医師は、欧米の経験が長いので、積極的に考える方でした。
安楽死を肯定する専門家が身近にいる方が、むしろ冷静に判断できるように思いました。

安楽死は、飼い主さんが悩んで出した結論なら、どちらも正解ですよね。
私は安楽死を選択する/しないの2択ではなく、実は安楽死を選択する/自然死を選択するの2択なのだと思うのです。

安楽死と自然死、どちらも飼い主の選択をなのだと考えると、どちらもものすごい覚悟が求められているということに気付くのです。

その日がくるまで生きようず!28話

治療3クール目の始まりです。
飼い主の心配をよそに、無情にも病気は進行していきます。
崩れそうな心。
立て直そうとする気持ち。
飼い主の揺れる気持ちが、切々と綴られていくこのクール。
希望は、いつだってあるんだよ。
がんばろうず!

6月14日(木)

看取り ~視点を変えて見えるもの~|1話

犬を飼い始めた時、それは遥か未来の話でした。
しかし、あっという間にその時が――
つい昨日、子犬でうちに来たのにね。
振り返って思うのは、看取りは良い思い出だということ。
視点を変えれば、つらい思いって、無いんじゃないかな?
そんな記事です。

6月15日(金)

看取り ~視点を変えて見えるもの~|2話

ペットの闘病は、全てにおいて飼い主の選択に委ねられますね。
愛犬ピーチーの3度めの闘病は、『闘わない』という選択をしました。
他の選択肢はゼロではありませんでした。
あれで良かった? 今も思います。
しかし『本望である』とも思っているのです。

看取りのこと(追記)

うちの愛犬ピーチーは、自分で旅立っていきました。
子犬でうちに来たときは、そんなり立派になるなんて、思いもしませんでした。
「ペットは飼い主にとって最善の時に逝く」
という言葉を、数日前に教えていただいて、今日の記事にも書きました。
犬は偉いですねえ。
本当に愛犬には感謝です。


その日がくるまで生きようず!29話

穏やかな日。
ペットの闘病は、飼い主の心がざわついているだけで、本人はいたって安穏であったりします。
そこがまた救われますね。

うちの子は、家の中の一番陽当りの良い場所で寝ていたなあ。
平和な顔をして。
がんばろうず!

6月16日(土)

看取り ~視点を変えて見えるもの~|3話
愛犬が旅立った時、その別れ方を飼い主は想います。
良い別れだった? それと良くない別れだった?
それは、良い一生だったのか、そうでなかったのか?
という意味も含みます。
良し悪しなんて無いのにね。
別れ方は、後で変えられるんだという話です。

看取りのこと(追記)

安楽死の選択は見通しに対する見極めと、覚悟のセットだから、直面してすぐに結論を出すのは難しいですよね。
治療はきっと考える時間を与えてくれるものなのだと思います。
経過みていれば、自然に方向性が決まるのではないでしょうか? 
選択しなくていいなら、それに越したことはありませんしね。

Withdog、Withcat より 

【6月17日版】では12記事を配信しました。

――次回、週刊Withdog&Withcat 2018.6.24版――

――前回、週刊Withdog&Withcat 2018.6.10版――

 

――Withdog『犬を飼うということ』は、犬と飼い主の絆を考えるサイトです――

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――Withcat『猫の話をしようか』は、猫と飼い主の絆を考えるサイトです――

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