2018年6月10日~6月16日 一週間をまとめ読み
カテゴリー:一週間のまとめよみ
作者:オムニバス
先週一週間のWithdog、Withcat、Dog&Cat Storiesの配信記事をまとめています。
今回の扉絵は、さくらさん(飼い主:さくらママさん)です。
・ここから、安楽死について書きはじめました。
(話題)安楽死ってどう思う?
(完結)自己免疫不全・実例と検証
(開始)看取りの視点
[主な内容]
・【犬版】【猫版】病気別闘病記リスト
・チョコラッの闘病記
・うちに子がうちにくるまで(ボス)
・その日がくるまで生きようず!
など
―Rikka―
6月10日(日)
自己免疫不全のこと|3話
老犬は、”耳が遠くなる”、”足腰が弱くなる”など、色々問題が……
獣医師は「お歳ですから」という言葉をよく使います。
しかしそれ、本当に「お歳」だから?
「病気には、お歳ですって理由は無いんですよ」
そう語る獣医師へのインタビューです。
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【猫版】病気別闘病記リスト|2018年6月
病気別闘病記リストの更新です。
病気が増えていることと、犬猫共通で受動喫煙の話題や、病気をネットで検索する方法などが追加されています。
どうかお役に立ちますように。
↓リンクはこちら
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【犬版】病気別闘病記リスト|2018年6月
犬版の方も、病気別闘病記リストを更新しました。。
病気が増えていることと、犬猫共通で受動喫煙の話題や、病気をネットで検索する方法などが追加されています。
どうかお役に立ちますように。
↓リンクはこちら
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6月11日(月)
チョコラッの闘病記|3話
ついに病名が確定
――しかし、免疫介在性溶血性貧血。
つまり、難病です。
免疫抑制剤を使うしかないのですが、それを使うと他の病気に罹りやすくなるし――
飼い主は悩ましいですね。
実はもっと後の方で、免疫の不思議な振る舞いも出てくるのですが。
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うちの子がうちにくるまで(猫)|No.4
21歳と6か月で天国に行ったボス。
そのボスが家に来る時のお話。
猫アレルギーだったかあちゃんは、それからずっとボスと家族でした。
昔のことって覚えている?
自分のことは忘れたけど、うちの子が来た時のことだけは覚えているよ。
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6月12日(火)
安楽死ってどう思う?|その1
今日はちょっと難しいテーマ、安楽死について――
賛否両論ですが、みなさんはどう思いますか?
安楽死は、”選ぶ”という”決断”に注目が集まりがちですね。
でも――
その対極の、”選ばない”という選択も、実は大きな”決断”なんです。
”選ばない”は、”選べない”とはちょっと違う。
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安楽死ってどう思う?|その2
大切な愛犬、愛猫――
重い病気になっても、安楽死ってそう簡単には決断できることじゃない。
特に「その時」は――
飼い主っていうのは、命を預かる立場。
だからこそ「その時」には、どっちにするか決めてあげたいなあと思いました。これは心の準備の話。
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安楽死ってどう思う?|ご意見に対して
自分で経験して思うのですが、すると決める事と、しないと決める事は、同じ重みだなあと思います。
正しいのか、正しくないのか? 正解のない問いですね。
しかし、考えた末の結論ならば、どちらも正解とも言えますよね。
飼い主にとっては、それを徹底的に考えると言うことが、実は正解なのかなとも思います。
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しないという決断も、とても重いものですよね。
するにしても、しないにしても、信念がないとできないように思います。
そしてどちらの決断も、その後の葛藤も引き受けるという覚悟とセットですね。
愛情があればあるほど、決断は難しいと思います。
だから選べなくて当然ですよ。
私は事前の覚悟と信念に基づいて、決断した感じでした。
そのことが重荷になって、もう動物は飼えないと考えられている方へ。
どうかまた新しい家族と暮らしてください。
今のお気持ちを、次の子に注いであげて欲しいです。
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「あれは間違っていた」となると後悔ですが、
「あれでよかったのか?」はちょっとした心のひっかき傷。
時々思い出して、ちょっぴり痛みを感じて、それを楽しめば良いと思います。
それは、その子がいてくれた証ですからね。癒す必要もないと思います。
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安楽死には獣医師の助言もとても大切です。
安楽死を嫌う獣医さんもいますが、闇雲に否定をしない獣医さんは、バランスがとれているという印象です。
救うべきは動物であるのと同時に、飼い主の心でもありますよね。
安楽死が救う、飼い主の心もあるのだと思います。
命に関する答えは、唯一、飼い主の心の中にだけあります。大事なのは答では無くて、それを探す過程にあるように感じます。
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痛みは、誇りを奪いますよね。
犬は誇り高い生き物だから、それも大事にしてあげたいですね。
飼い主が生きてくれと願えば、犬はきっと、喜んで痛みに耐えてくれるのだと思うんです。
――でも、だからこその飼い主の決断というのもありますね。
安楽死は、殺生とは違うように思います。
飼い主が心の傷と引き換えに、愛犬の苦しみを取り除く行為とでもいうか。
それと、死は忌むべきものではなく、優しいものだと思います。
奪われるのではなく、差し出す感じ。
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安楽死は、もうちょっと一般的でも良いかもしれませんね。
推奨する訳ではないのですが、今はあまりに敷居が高いように感じます。
どちらにしても、唯一の正解は無いのですから、きちんと選択肢として有った方が、逆に冷静に判断ができるように思います。
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ペットとの別れのことなのですが、息を引き取る瞬間に立ち会えたかどうかが、とても大切なことのように考える飼い主さんは多いと思います。
確かに、その瞬間は大切にしたいのですが、そればかりが看取りではないと思うのです。
臨終の瞬間に立ち会える人は、実はごくわずかなのだと思います。
別の記事にも書いたことですが、看取りは瞬間ではなく、連続した時間だと思います。「もしや」と思った瞬間から始まっているように思うのです。
だから、臨終の瞬間にそこにいなかったとしても、しっかりと看取れていると思うのです。
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「あれで本当に良かったのか?」
看取った後でそう考えるのも、自然なことですね。
すっとそう自分の心に問いかけ続けることは、ペットと今でも繋がっているということでもありますね。
その都度、ちょっとだけ心の傷が痛んで、その傷が愛情の証だと思います。
その心の痛みは、否定しないで楽しんでしまえばいいのではないでしょうか?
我が家は、うちの子がいなくなって2年以上がたちますが、私は今でも愛犬を思い出します。
その度にちょっと寂しい思いをしますが、同時に「ちょっと得した」って気になります。
そんな日は、美味しいものを食べに行きます。それくらいが、丁度良いように思うのです。
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【予告】「その日」がくるまで生きようず!
脚本家、波多野都さんの愛猫ソーニャの闘病記
明日から、3クール目の配信をします。
3クール目は、ちょっと切ない――
でも、闘病している飼い主なら皆が思うことです。
がんばろうず!
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6月13日(水)
安楽死ってどう思う?(ご意見編)
飼い主さんたちの、ご意見をまとめました。
唯一の正解が無い話。
「その時」を迎えて、迷いながら自分の答えを探すしかない。
だから、考えておいて欲しい。
「その時」がまだ遠い時から。
――自分の心って、自分じゃなかなか分からない。
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安楽死と自然死の選択なのだと思う
うちの子の主治医は、安楽死は否定はせず、飼い主の様子を見ながら勧めてくれるような方でした。セカンドオピニオンを得ていた別の医師は、欧米の経験が長いので、積極的に考える方でした。
安楽死を肯定する専門家が身近にいる方が、むしろ冷静に判断できるように思いました。
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安楽死は、飼い主さんが悩んで出した結論なら、どちらも正解ですよね。
私は安楽死を選択する/しないの2択ではなく、実は安楽死を選択する/自然死を選択するの2択なのだと思うのです。
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その日がくるまで生きようず!28話
治療3クール目の始まりです。
飼い主の心配をよそに、無情にも病気は進行していきます。
崩れそうな心。
立て直そうとする気持ち。
飼い主の揺れる気持ちが、切々と綴られていくこのクール。
希望は、いつだってあるんだよ。
がんばろうず!
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6月14日(木)
看取り ~視点を変えて見えるもの~|1話
犬を飼い始めた時、それは遥か未来の話でした。
しかし、あっという間にその時が――
つい昨日、子犬でうちに来たのにね。
振り返って思うのは、看取りは良い思い出だということ。
視点を変えれば、つらい思いって、無いんじゃないかな?
そんな記事です。
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6月15日(金)
看取り ~視点を変えて見えるもの~|2話
ペットの闘病は、全てにおいて飼い主の選択に委ねられますね。
愛犬ピーチーの3度めの闘病は、『闘わない』という選択をしました。
他の選択肢はゼロではありませんでした。
あれで良かった? 今も思います。
しかし『本望である』とも思っているのです。
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看取りのこと(追記)
うちの愛犬ピーチーは、自分で旅立っていきました。
子犬でうちに来たときは、そんなり立派になるなんて、思いもしませんでした。
「ペットは飼い主にとって最善の時に逝く」
という言葉を、数日前に教えていただいて、今日の記事にも書きました。
犬は偉いですねえ。
本当に愛犬には感謝です。
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その日がくるまで生きようず!29話
穏やかな日。
ペットの闘病は、飼い主の心がざわついているだけで、本人はいたって安穏であったりします。
そこがまた救われますね。
うちの子は、家の中の一番陽当りの良い場所で寝ていたなあ。
平和な顔をして。
がんばろうず!
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6月16日(土)
看取り ~視点を変えて見えるもの~|3話
愛犬が旅立った時、その別れ方を飼い主は想います。
良い別れだった? それと良くない別れだった?
それは、良い一生だったのか、そうでなかったのか?
という意味も含みます。
良し悪しなんて無いのにね。
別れ方は、後で変えられるんだという話です。
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看取りのこと(追記)
安楽死の選択は見通しに対する見極めと、覚悟のセットだから、直面してすぐに結論を出すのは難しいですよね。
治療はきっと考える時間を与えてくれるものなのだと思います。
経過みていれば、自然に方向性が決まるのではないでしょうか?
選択しなくていいなら、それに越したことはありませんしね。
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Withdog、Withcat より
【6月17日版】では12記事を配信しました。
――次回、週刊Withdog&Withcat 2018.6.24版――
――前回、週刊Withdog&Withcat 2018.6.10版――
――Withdog『犬を飼うということ』は、犬と飼い主の絆を考えるサイトです――
――Withcat『猫の話をしようか』は、猫と飼い主の絆を考えるサイトです――